竹下通りの喧騒を抜け明治通りを渡ると裏原に入る。かつての勢いは衰えたものの、こだわりのあるお店が並び、若い子たちで賑わっている。海外の観光客がその賑わう様子をとっているのが面白い。
(……と書きたいところだが、私は最盛期には原宿にほぼ足を踏み入れたことがない。銀縁眼鏡をかけ前髪ぱっつんのきのこ頭でおしゃれとは縁遠かった私は。原宿に行ったら笑いものになるに違いないという根拠のないいいがかりにおびえていたのである。いまもおしゃれとは言えないが、年齢とともに身なりを気にせずに通るずうずうしさは養われた。)
原宿通りの終わり頃、路地のちょっと奥まったところにアンティーク風の赤い外観のLusso cafe harajukuがある。
オーナーがバイク好きということもあってバイカーたちに人気の店である。20時以降は店の前にバイクを6台も停められるのでツーリング後に寄っても安心だ。
重めのドアを開けると、マスターがやさしい声で「いらっしゃい」と出迎えてくれる。
中はビンテージ雑貨があふれている。
照明や椅子、クッション、ひとつひとつにこだわりが感じられキュンとする。ついつい店中アルコールの種類は多い。クラフトビールは生もいいが、おしゃれなデザインの缶ビールもおすすめだ。なかなか見ない世界の缶ビールが日替わりでおいてあるのでマスターに聞いてみるといい。といいつつ著者はクランベリー味のクラフト生がイチオシである。さわやかなベリーの甘さがホップの苦味にあう。
もちろん、バイカーが多いのでノンアルコールも充実している。最近人気が高まりつつあるバタフライピーはいかがだろうか?レモンを絞り入れると色が変わる。盛り上がることまちがいない。
カフェながら食事は充実している。熟成牛肉をじっくり煮込んだ濃厚なLUSSOカレーは安定の人気メニュー、ジャマイカンライスやフォー、チリコンカンなど無国籍なメニューがずらり。合鴨パストラミやピザもおつまみにぴったりだ。デザートのLUSSOアイスはバニラアイスにスパイスが効いている。この店はスパイスの使い方が絶妙だ。アンティークのガラスのカップで食べるとどこか異国の街角にいる気分が味わえる。
壁には小さなアートが並んでいる。ここはギャラリーでもあり、月に2回作家が入れ替わる。気軽にいろいろなアートを楽しめるのもまたいい。
ふとカウンターを見るとオーナーと若いバイカーたちが楽しそうにバイク談義をしている。マスターはサイドカーレースにも出ているそうで店内には海外のレースの動画などが流れる。バイクについてはほとんど知らないのだが、ここにいるとちょっと乗ってみたいと思ってしまう。多くのバイカーに愛されているマスターは穏やかで博識なだけでなく、不思議な魅力がある。
LUSSO とはイタリア語で「贅沢」という意味だ。
「最愛の人と過ごすさりげなく贅沢な時間」の意味もあるらしい。
確かにここにいる時間は、さりげないけれどあたたかく贅沢だ。
今日もクランベリー味のクラフトを飲みながら豊かな時間を過ごそう。
ルッソカフェ
明治神宮前駅・JR原宿駅より徒歩7分
原宿通り・BEAMSさんの裏
おもちゃ屋スパイラルさんのお隣です。
20時以降、バイク6台程度駐車可能です。明治神宮前駅から522m
月・火・水・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日11:30 – 23:00L.O. 22:30水定休日
■ 営業時間
☆LUSSO CAFE11:30〜23:00 ☆PANDORA by LUSSO 20:00~25:00
木曜日定休 祝日は営業いたします。
■定休日 木曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13191095/