デジタルアーティストの絵が、日本酒のラベルになりました

王紋酒造×川村ひでき

アート作品は、額に入れて飾るものと思っていました。美術館やギャラリーに見に行くもの。

でも、今回ひとつの作品が大手酒造の日本酒のラベルになったことで、「作品が誰かの暮らしの中に入っていく」ということを改めて面白いと思いました

今回、川村ひできの作品が、新潟の王紋酒造さんのお酒のラベルとして使われることになりました。もともとは一枚のアート作品だったものが、今度はお酒の瓶を彩ります。

絵が「商品」になる

アートを身近に感じるといえば、実際は年に数回川村はポップアップに参加していますので、すでにグッズという形で、作品は暮らしの中に入ってきていますし、アートをデザインする面白さは実感しています。

その時にも感じましたが、作品として描かれた絵と、商品として使われる絵。同じ絵でも、置かれる場所が変わると、少し違って見えるような気がします。

ギャラリーで作品を見るのとは違って、お酒の瓶になれば、誰かが手に取って、贈り物にしたり、食卓に並べたりする。もしかしたら、作品を見たことがなかった人のところまで届くかもしれません。

そう考えると、アートが商品と出会うことで、新しい「入口」が生まれるのだと思います。今回のラベルには、川村ひできの作品から3作品が選ばれました。

それぞれ違った雰囲気を持つ作品ですが、瓶にするとまた違った表情を見せてくれます。

アーティストと企業が一緒になる面白さ

今回のようなコラボレーションを通して感じたのは、アーティストと企業は、意外と相性がいいのではないかということです。

企業には、長い時間をかけて作ってきた商品やブランドがあります。
そこにアーティストの視点が加わることで、今までとは違う見せ方が生まれる。

一方、アーティストにとっては、自分の作品がこれまでとは違う場所へ出ていくきっかけになります。

どちらか一方が「作品を使わせてもらう」のではなく、

「一緒に新しいものを作る」

という感覚に近いのかもしれません。

これから、もっといろいろな形があってもいい

今回のラベルをきっかけに、私自身も「アートと商品が組み合わさったら、ほかにどんなことができるだろう」と考えるようになりました。

パッケージやラベルだけではありません。
ポスターやグッズ、ギフトボックス、Webサイト、店舗の空間。

絵を描くことだけでなく、デザインができる人もいます。そう考えると、アーティストやデザイナーの力を借りながら、企業の商品やサービスに新しい見せ方を作っていくことは、もっといろいろな形でできるのかもしれません。

今回の王紋酒造さんとのコラボレーションも、そのひとつ。

一枚の絵が、お酒の瓶になり、誰かの手に渡っていく。もちろんSNSのおかげで全国の人に見てもらうことはできます。でもやはり実際見て触って、愛でてほしい。パケ買いしてくれたらうれしい。私はそんなところにもコラボレーションの面白さを感じています。

そしてひとつの妄想も。1人より2人、2人より3人、様々なジャンルのアーティストが集まる。デザインができる人できない人、わたしのようにアーティストではないけれどアートに関わっていきたい人。
企業にとっても一つのアーティストより企画に応じて選べる方がいいはず。第二弾、第三弾と広げていけたほうがいい。そんなことができるアーティスト集団の場があれば面白い。

もちろん世の中にあふれている商品にはデザインがされていますし、絵やイラストが描いてあります。美術館にはアーティストグッズが溢れています。もう、あるっちゃある話ではあります。

でも、世の中にはたくさんのアーティストがいる。みんなが知らないけれど素晴らしい絵を描く人たちはたくさんいます。地元のアーティストもいるでしょう。犬や猫が得意な方もいます。川村みたいにスチームパンクの世界を描く方や墨絵の方、様々です。

企業のコンセプトにぴったりのアーティストとの橋渡しができたらいいなと思います

これからどんな出会いが生まれるのか。

そんな想いも、mousiteで少しずつ紹介していけたらと思っています。

川村の紹介はこちらから↓

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